はじめに

これまで69年間、直方青年会議所は「明るい豊かな社会の実現」に向けて、長い歳月のなか直方市、宮若市、鞍手町、小竹町の発展を目標に、先輩方が築いてきた歴史があり、様々な事業を展開してきました。現在の私たちが今も活動出来ていることは、長きに渡り2市2町を良くしたいという先輩方の想いが、直方青年会議所に受け継がれているためであり、心から感謝をしています。

しかし2024年度現在、直方青年会議所は今までに一番少ない人数で活動、運動、運営をしていきます。近年も人数が少ない中、先輩方、賛助会員様、関係諸団体の皆様のおかげで活動、運動ができました。今の直方青年会議所の人数であれば活動、運動はもちろん運営ができない状態になっています。賛否両論はありますが、地域貢献と国際交流の想いを継承することに必要なのは同じ想いの仲間を増やすことだと考えます。その為、今年度は会員拡大に特化した1年間に致します。

会員拡大と会員開発

私は、小竹町で生まれ宮若市で人生の半分以上を生きてきました。今までに出会った人生で尊敬する方、友人、ビジネスパートナーの多くは2市2町にいます。直方青年会議所に入って出会った一生の仲間もいます。さらに青年会議所に加入して、コミュニケーション、スキル、アイデア、自己成長できる機会を多く頂きました。会員全員に例会や事業で普段の生活では行わないことにチャレンジをしてもらいます。例会や事業で経験したことを自分の宝にできるかは自分次第です。青年会議所で会員が経験した自己成長は、生涯に渡り、仕事やプライベートで活かせる青年経済人になることを目的とします。私が直方青年会議所に加入して、経験したことを、この1年間でこれから出会う多くの方に伝えていき、共に直方青年会議所を継続させていきたいと考えています。そのためにも、先輩方や他団体、地域の皆様とお会いする機会が大切だと考えます。青年会議所は20歳から40歳までと期間が限られています。限られた貴重な時間を会員全員と共有し、多くの方と交流を深めて出会いを大切にしていきます。

70周年に向けて

次年度、2025年5月8日に直方青年会議所は創立70周年を迎えます。2025年に向けて今年度の会員と事業を構築していき、今までの直方青年会議所の歴史を振り返り学んで、70周年に想いを継承していきます。二市二町、他団体の地域事業に対しては少人数ではありますが、協力できることを率先して行っていき、今の直方青年会議所にしかできない事業を発信していきます。姉妹JCの北釜山青年会議所とは公式訪問の交流と70周年に向け会議を行い次年度に繋がる事業を構築していきます。

終わりに

 私は、これまでの青年会議所における様々な機会で、自分自身が成長できたことを強く感じます。この素晴らしい経験を、仲間にも感じてもらい、40歳の卒業までに、多くの人と出会い、そこから得ることを実践して、失敗を恐れず共に進んでいきましょう。

 本年度は、改めて直方青年会議所とはなにか、過去を振り返るとともに、持続可能な未来を描く勝負の年となります。先輩が積み重ねてきた地域への想いを継承し直方青年会議所会員のため、そして地域のために、一期一会を大切にして邁進することをお誓い申し上げ、理事長所信とさせていただきます。